Guilty! (1998/07/14) 商品詳細を見る
Warを脱退したエリックバードンはすぐソロ活動をするのでは無く、ブルースシンガーのJimmy Witherspoonとのコラボレート作品を出しました。71年のアルバムです。War脱退の理由は定かではありませんが、ジミヘンとWarのセッションの後にジミが亡くなった事で、ひどく落ち込んでいたと言われており、それも脱退の理由だったと思われます。
1. I've Been Driftin' / Once Upon A Time
2. Steam Roller
3. The Laws Must Change
4. Have Mercy Judge
5. Going Down Slow
6. Soledad
7. Home Dream
8. Headin' For Home
9. The Time Has Come
Warで
ファンク という新しい分野に挑みましたが、脱退して制作したこのアルバムはどブルースな内容になっています。ブルースのカバー曲は無く、オリジナル曲ですが、Jimmy Witherspoonとのコラボレートという事で、思いっきりブルースしまくっています。ハードロックが誕生する前にビッグブルースという、ハードロックの原型のようなスタイルがイギリスでは流行っていました。なので70年以降もサボイブラウンのようにビッグブルースを維持するバンドは存在しています。ツェッペリンもビッグブルースな曲を織り交ぜていますので、まだまだブルース人気がありましたので、こうした作品も受け入れられやすい状態でした。
ただ、Warを脱退してまえやる事なのかは疑問が残るところであります。創作性としてはWarの方が無限の可能性を秘めていましたので、それを続けるべきだと思いますが、それだけジミの喪失感は大きかったのでしょう。それでもゲイリームーアがブルースに回帰するようになったりしたように、彼らにとってはブルースは特別なものなのだと思います。アニマルズでもここまで本気でブルースしていませんので、とても特徴的な作品になっていると思います。
I've Been Driftin' / Once Upon A Time
VIDEO