Last Drive (1998/07/14) 商品詳細を見る
80年のアルバムです。レコーディングはドイツとフランスで行われていました。少しニューウェイヴっぽいロックンロールになっていますが、70年代のTOTOのようなアメリカ的なアレンジになっていると思います。この時期のイギリスはパンク以外は売れないと言われていた時期で、多くのオールドウェイヴのバンドはアメリカ進出を企てて、アメリカ的な作品を作るようになっていますが、わざわざアメリカからイギリスに戻ってきたEric Burdonがアメリカ趣向の作品を作るってどういう事だろうと思います。
1. The Last Drive
2. Power Company
3. Bird On The Beach
4. The Rubbing Out Of Long Hair
5. Atom-Most-Fear
6. Dry
7. Female Terrorist
8. The Last Poet
アメリカ的なスタイルですから、イギリスでは売れませんが、少し時代遅れのアレンジはアメリカでも売れません。Eric Burdonがこういう
音楽 をやるというのは、現在の耳で、その価値が分かるようになって初めて楽しめるものです。当時の人にとっては、殿ご乱心を、という心境だったと思います。軽快さはニューウェイヴっぽいのですが、どうしてもオールドウェイヴの感覚が残っています。当時何の前情報も無いまま聴いていたら以外と楽しめていたかもしれませんが、そんな人も少なかったと思います。
Eric Burdonのようなシンガーが少しA.O.R.のニュアンスがあるアレンジで歌っていると意味においては、非常に貴重で価値のある作品だと思います。いつもの重いブルースではなく軽快なロックンロールです。そこにTOTO的な都会的なアレンジが加わって、本人としては新しいと思っていたと思います。売れたいと思っていたと思います。しかし実際にはかなり見誤っています。こういうのをB級というのでしょうが、一流のミュージシャンが作るB級作品は非常に面白いものがあります。
The Last Drive
VIDEO
Power Company
VIDEO Bird On The Beach
VIDEO The Rubbing Out Of Long Hair
VIDEO Atom-Most-Fear
VIDEO Dry
VIDEO Female Terrorist
VIDEO The Last Poet
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