Comeback (1998/07/14) 商品詳細を見る
82年のアルバムです。Eric Burdonの自伝的な映画Comebackのサウンドトラックになっています。演奏はEric Burdon Bandになっています。解散していたわけではなかったようです。しかし、複数のゲストミュージシャンが参加していて、Eric Burdon Bandの作品というのはいかがなものかと思います。ハードロックにもなっていませんし、Eric Burdonの自伝的なイメージの映画ですから、ブルース曲も多いのです。
1. No More Elmore
2. The Road
3. Crawling King Snake
4. Take It Easy
5. Dey Won't
6. Wall Of Silence
7. Streetwalker
8. It Hurts Me Too
9. Lights Out
10. Bird On The Beach
80年代っぽく、シンセベースのシーケンスがあったり、ソウル、ゴスペル、レゲエと幅広い
音楽 性ですが、サントラですから、それだけ表情があっていいと思います。しかし、この映画もアルバムも全く注目されませんでした。もう少し年齢を重ねればありがたみも出てくるのかもしれませんが、この頃はまだまだ脂が乗っかっている時期ですから、その割にはあまり冒険していなさそうなので、注目度も低くなってしまいます。
まだブルースやソウルミュージックが主流の時代であれば、この天才的なボーカルは聴き逃せないものになりますが、そんなにエモーショナルな歌なんてさほど求められなくなっていました。人間味が少ないテクノやニューウェイヴの時代ですから、あまりにも人間臭い作品であります。シンガーとしてのEric Burdonの実力はしっかり楽しめる作品ではあります。
No More Elmore
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