 | Call Of The Wild (1998/07/14)
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73年のアルバムです。Ted Nugent and the Amboy Dukes名義になってから初めてのスタジオ作品となっています。リードボーカルにAndy Jezowskiが加入、キーボードのAndy Solomonが脱退して、Gabriel Magnoが加入。ベースはRob Grangeになり、ドラムはVic Mastrianni になり、5人組となりました。もう完全にTed Nugentになりました。スタイルもロックンロール調のハードロックになり、その後のTed Nugentのイメージそのものとなりました。
1. Call Of The Wild
2. Sweet Revenge
3. Pony Express
4. Ain't It The Truth
5. Renegade
6. Rot Gut
7. Below The Belt
8. Cannon Balls
プロデュースはLew Futterman、曲はほとんどTed Nugent が書いていますが、ベースのRob Grangeも数曲書いています。もうサイケやプログレッシヴな曲は無く、ストレートなハードロックになっています。アメリカではハードロックは不毛とされていましたが、グランドファンクやエドガーウィンターグループ、ジョニーウィンターグループ、ラモーンズなどが成功しています。アンダーグラウンドではデトロイトロックとしてMC5やニューヨークドールズなどが、パンク予備軍として存在していました。そういう中で、アメリカンハードロックらしい作品に仕上がっています。
ソロになってからのTed Nugentは猛獣のイメージですが、そのイメージはこの頃から、アルバムジャケットなどから繋がっています。ステージではやはりフルアコのギターをトレードマークにして暴れまわるというパフォーマンスになっています。後にエアロスミスやキッスが第二期ハードロックブームを築いていきますが、このアルバムには彼らが影響を受けたであろうという箇所が多く残されています。重厚なブリティッシュロックとは違って、明るめのハードロックがアメリカンハードロックの特徴となっています。
Call Of The Wild