 | Tooth, Fang & Claw (1998/07/14)
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74年のアルバムでThe Amboy Dukes最後の作品となります。リードボーカルだったAndy Jezowskiはバッキングボーカルという扱いになり、Ted Nugent がリードボーカルを取り、キーボードのGabriel Magnoが脱退したので、ほぼトリオ編成でのレコーディングで、Ted Nugent をストレートにフューチャーしたハードロック作品になっています。
1. Lady Luck
2. Living In The Woods
3. Hibernation
4. Free Flight
5. Maybelline
6. The Great White Buffalo
7. Sasha
8. No Holds Barred
チャックベリーのMaybellineのカバー以外は全てTed Nugentが曲を書き、ベースのRob Grangeがアレンジでサポートしています。
サイケデリックバンドとしてのThe Amboy Dukesというバンドは完全にハードロックバンドへと進化しました。よりもっとハードロックのスタイルを拡充する為に、Ted Nugentはこの後ソロで活動し、第二期ハードロックブームの最中、大成功を収めていきます。長々とソロを展開していく、第一期ハードロックとは違って、コンパクトでポップなハードロックが主流になっていきます。
クィーンのファーストアルバムのライナーノーツでは大貫憲章は滅ぼうとしているブリティッシュハードロックを不死鳥と蘇らせる救世主と紹介しました。日本では女性ファンを中心に売れていきますが、イギリスでは鳴かず飛ばずでした。そしてエアロスミスとキッスがヒット作品を連発するようになって、第二期ハードロックブームの御三家となっていきます。そんな中、ソロ活動を始めたTed Nugentは、そのライブパフォーマンスも話題となり、大成功を収めていきます。そんな成功を予感させるような内容になっています。
Full Album