Vol. 2 (1998/07/14) 商品詳細を見る
67年のアルバムです。初めて全曲自分達で作曲しています。プロデュースはJimmy Bowenも加わっていますが、ほぼBob Markleyがイニシアティブを握り、Bob MarkleyとShaun Harrisの二人で曲が作られています。なので、これまでとは違う雰囲気ではありますが、このバンドの個性というか、雰囲気が形成され始めた作品になっていると思います。青と、ギターのDanny HarrisとRon Morganが加わっていますが、ジャケットからはまだトリオ編成のままになっているようです。
1. In The Arena
2. Suppose They Give A War And No One Comes
3. Buddha
4. Smell Of Incense
5. Overture - WCPAEB Part II
6. Queen Nymphet
7. Unfree Child
8. Carte Blanche
9. Delicate Fawn
10. Tracy Had A Hard Day Sunday
サージェントペッパーがリリースされた後の作品になりますし、アメリカにはビートルズに影響を与えたフランクザッパもいますし、ロックがより芸術的な意思表示を示し始めた時代でありましたので、その刺激はこの作品のいたるところに現れています。ジミヘンが登場したのもこの年であり、それよりも早く、フィードバックサウンドを得意としていた彼らにとっては、強力な味方が現れた事になりますが、それよりも、もっとビートルズ的な表現になっているでしょうか。
別に録音したコーラスワークを重ね合わせたりと、ソフトロック的な表現はアメリカ的とも言えます。それがサイケな表現として効果的に使われているというのもBob Markleyの手腕によるものでしょうか。サードアルバムなのにVol. 2というタイトルも不思議ですが、この?な事がサイケの時代には多く、理屈で説明出来ない、それこそがロックだったし、それを無理に理論づけするのも野暮な事であり、この時代に比べて、現在がいかに野暮な社会になっているか、ロックっていまだに市民権を得ていないと思っているのは私だけでしょうか。
Full Album
VIDEO
Suppose They Give A War And No One Comes
VIDEO Smell Of Incense
VIDEO
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