 | We Love You Whoever You Are (1998/07/14)
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75年のアルバムで、残っていたMichael Tegzはメンバーを補強しながら、バンド名をLoveCraftからLove Craftへと改名して、実質、これがH. P. Lovecraftからの流れとしての最後の作品となりました。オリジナルメンバーはMichael Tegzだけなので、ほぼ違うバンドになっていて、時代的にも
音楽性は大きく変わっていて、サザンファンクな要素が加わったサザンロックになっています。
1. We Love You (Whoever You Are)
2. Nora
3. I Feel Better
4. Your Smile
5. Ain't Gettin' None
6. Monumental Movement
7. The Hook
8. Flight
パーカッションも担当する女性シンガーLalomie Washburnがほぼリードシンガーを務めています。時はクロスオーヴァー、ライトフュージョンが流行しており、サザンロックとファンクが融合した泥臭い感じのフュージョンスタイルになっている感じです。シンセサイザーも多用するなど、時代を感じさせる構成になっています。ただし、北部ではもっと洗練したディスコスタイルになり始めている頃ですので、サザンな南部の泥臭さ出ているのが特徴と言えます。
アメリカも広いですから、地域によって流行も違いがあります。70年代初期なら、こうした泥臭い感じのフュージョンファンクも流行っていたと思いますが、75年にもなると、少し時代遅れな感じもありますが、まだこんな雰囲気のバンドはいました。なので、彼らとしては革新的な
音楽をやっているつもりでも、もう田舎臭い感じになっている事に気付いて、バンドは解散したのかもしれません。エドガーウィンターもこんな雰囲気の
音楽は得意としていましたので、地域的にはまだ大丈夫なところもあったのかもしれません。
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