コルトレーンの死後に発売された作品ですが、ちょうどモード
ジャズからフリー
ジャズへ移行しようとしている時期の作品で、内容も基本はモード
ジャズですがアドリブはフリーになりつつあります。
1. Transition
2. Welcome
3. Suite: Prayer and Meditation - Day/Peace and After/Prayer and ...
4. Vigil
メンバーは黄金のカルテットですが、この黄金のカルテットは最強のチームワークを持っていましたが、フリー
ジャズへは抵抗があったようで、コルトレーンについていけなくなります。このアルバム以降は次々にメンバーが入れ替わっていきます。それでも追求を止めないコルトレーンは男でありました。
シーツオブサウンズと呼ばれていたコルトレーンのサックスもブロウしまくるフリーフォームなプレイが続出しています。宗教や哲学数学を追究していたコルトレーンにとって、もはやモード
ジャズでは表現出来ないものが多くなってきたのでしょう。より感情をぶつけられるフリー
ジャズへいくしか道はなかったようです。その過程を見事に記録したこの作品もあなどれません。
Vigil
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