1. Broke Down and Busted 2. Believe in Me 3. We Gotta Get You a Woman 4. Who's That Man? 5. Once Burned 6. Devil's Bite 7. I'm in the Clique 8. There Are No Words 9. Baby Let's Swing/The Last Thing You Said/Don't Tie My Hands 10. Birthday Carol
Broke Down and Busted はかなり洗練されたブルースナンバーで、これだけでも非凡な才能が読み取れます。Believe in Meはトッドらしいポップバラード曲で癒されます。We Gotta Get You a Womanはシングルヒットもした名曲で、こうしたオシャレなアレンジのポップスはトッドの得意技であります。少し突っ込み気味のリズムによる所がトッドらしいです。ひねくれポップのはしりですね。Who's That Man?はパワーポップなロックンロールです。ナッズでやっていたような曲です。Once Burned はカントリーシンガーが歌うアメリカンポップスのような曲で、トッドもそれらしい声で歌っています。徹底していますね。Devil's Biteはダイナミックなハードロックですがアメリカらしい音色が可愛らしくもあります。
I'm in the Cliqueはまるでフランクザッパのような変拍子のテーマを持った曲でインプロヴィゼーションしていきます。こういう所がただ者ではありません。There Are No Wordsはトッドのアカペラによる環境音楽のような曲です。ビーチボーイズをもっと洗練させたようなコーラスワークもトッドの得意技です。こういう所は山下達郎と共通する所があります。Baby Let's Swing/The Last Thing You Said/Don't Tie My Handsはカバー曲のメドレーですが、こういった選曲のセンスの良さもトッドの良さです。Birthday Carolは室内楽から始まりハードロックのインストになり、そのまま美しいバラードになると言うアヴァンギャルドポップです。美しく優しい歌です。そしてハードなインプロヴィゼイションの後室内楽で幕を閉じます。