1. A Hit By Varese 2. All Is Well 3. Now That You've Gone 4. Dialogue (Part One) 5. Dialogue (Part Two) 6. While The City Sleeps 7. Saturday In The Park 8. Sate Of The Union 9. Goodbye 10. Alma Mater 11. A Song For Richard And His Friends 12. Mississippi Delta City Blues 13. Dialogue (Part I & II) (Single Version)
ジミヘンのようなテリーキャスのフィードバックで始まるA Hit By Vareseは現代音楽家ヴァレーズに捧げた曲で、フュージュンのようなプログレ曲です。All Is Wellはピンクフロイドのような気怠さもある曲で、よりバンドサウンドがまとまっています。彼等の最大のヒット曲Saturday In The Parkは新しい感性を持った名曲です。こうしたビッグヒットがあったからこそシカゴは息の長い活動が出来たのだと思います。
このアルバムから完璧に他のブラスバンドとは違うシカゴにしか創れない世界を創り出せるようになっていると思います。特にSaturday In The Parkの成功は後の彼等の持ち味となる美しいハーモニーのメロウなポップナンバーになっており、ファン層も幅広く掴む事が出来ました。サザンロックのようなSate Of The Unionなどアメリカらしい曲もあり、彼等の想像力は無尽蔵に溢れています。これも又大変な名盤だと思います。