1. Critics' Choice 2. Just You 'n' Me 3. Darlin' Dear 4. Jenny 5. What's This World Comin' To 6. Something in This City Changes People 7. Hollywood 8. In Terms of Two 9. Discovery 10. Feelin' Stronger Every Day 11. Beyond All Our Sorrows 12. Tired of Being Alone
後のシカゴサウンドともいえるJust You 'n' Meがヒットした事で、よりシカゴの方向性が定まります。Jennyのようなカントリーロックなんだけどフュージュンのようなテンションコードを使った不思議な曲もあります。そしてファンクなどブラスを活かせるスタイルもどんどん取り入れ、コンテンポラリーでソフトロックとしても通用するサウンドが出来上がりつつあります。
Something in This City Changes Peopleはピンクフロイドのようにも聴こえますが、CS&Nに影響を受けた曲だと言うアレンジになっています。Tired of Being Aloneではアルグリーンとコラボレートしています。常に新しい感性を取り込もうとしてる姿勢が伺えます。そしてそれをシカゴと言うバンドでどう吸収して同表現していくのかを提示してみせてくれています。完全にメロウなAORになっていない分ロックとオシャレな音楽の関わり方などがこの時代のシカゴから学ぶ事が出来ます。中途半端に感じる人もいるかもしれませんが、この微妙な感じが私は心地良いです。