ナマコも乾燥したやつを戻した物は旨いです。戻すには、一週間から10日かかります。まずたっぷりの水の中につけて一晩寝かせます。それをぬるま湯程度まで暖めてから冷やします。暖めるとちじみ、冷やすと伸びていきます。ある程度柔らかくなったら、調理用はさみで腹の方を割っていきます。中に内蔵というか、筋のようなものがありますので、それと、砂を取っていきます。又翌日ぬるま湯程度に加熱していき、そして冷やします。
物にもよりますが、6,7日くらいまでその作業を続けます。その間、表面についている汚れを洗い落としていきます。大分柔らかくなってきましたら、一気に蒸し器にお湯のまま入れて蒸していきます。調理する時は加熱状態なので、ちじむ状態ですので、その上程でも柔らかくなるようにしておきます。つまり、蒸した状態でも柔かくなればいいのです。柔らかくなれば完成ですが、私はこの状態からさらに一晩さました状態にします。そうするともの凄く大きく、柔らかな状態となりますので最高の状態になります。
美味しんぼというマンガがありますが、そこでは、ナマコを戻すのに半日かかってしまったというのがありましたが、半日で戻るナマコなんて聞いた事もありません。あのマンガの作者は、よく取材もして、よく食べ、自分でも作ったりしておりますが、たまにちょんぼもするようです。それに何かストーリーがこじつけっぽくて嫌みに感じる時があります。もうネタも無いのでしょう。
後の調理法ですが、フカヒレの姿煮と同じように紅焼な味付けでいいです。材料は竹の子、椎茸、大ネギ、などです。お好みで豆板醤を入れてもいいでしょう。
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