前作で魅せたニューソウルへの接近をより押し進めた作品になっています。それをフュージュンタッチで演奏する方法論は、一時期のハービーハンコックに近いのかもしれません。オルガンだけではなくエレピもシンセも同時に時期こなすオーガーはこの道ではかなりの強者です。
1. Brain Damage
2. Thoughts from Afar
3. Foolish Girl
4. Big Yin
5. Plum
6. Something out of Nothing
7. Future Pilot
Brain Damageはまるでスティーヴィーワンダーのアイシャのようなコード進行で、これをファンキーに広げています。この時代はスティーヴィーやマーヴィンゲイがニューソウルというスタイルで傑作を連発していた時期でもあり、それにかなり影響を受けていると思われます。
このグルーヴ感は後のアシッドジャズやスタイルカウンシルに脈々と流れており、イギリスでのブルーアイドソウルソウルとしてはホワイトアヴェレージバンドと並んで大変な影響力を持ったバンドでした。ただなぜか日本では注目度は少なかったのです。当時はこれほどおしゃれな
音楽に飛びつくほど日本のセンスは磨かれたい無かったのだと思いますが、今なら日本でも受ける
音楽ではあると思います。
Brain Damage
スポンサーサイト