コラシアムを解散させたジョンハイズマンはギタートリオグループの構想を描き、当初コラシアムのメンバーだったデイヴクレムソンとマーククラークでリハーサルをしていましたがうまくいかず、イギリス最初のフュージュンバンド ニュークリアスに参加していたアランホールズワースを起用マーククラークがベースとボーカルでしたが、リードボーカリストの必要性を感じてポールウィリアムスをボーカリストとして迎え入れ、4人組として何とか始動します。
1. Gorgon
2. Foyers of Fun
3. Dark House
4. Brothers
5. Up and On
6. Grey and Black
7. Strangeher
8. Upon Tomorrow
ホールズワースは自身のプロジェクトもやっていますが、いろんなバンドを渡り歩いているというイメージが強いギタリストで、独特なフュージュンプレイが有名ですが、このアルバムではハードロックよりなプレイを聴かせてくれます。ヴァンへイレンが彼を師匠としているのは有名ですが、そのヴァンへイレンに一番近いプレイが聴けます。ワウワウを使ったりトリッキーなプレイも軽々とこなしていて、ロックファンが最初にホールズワースを知るきっかけとなったのがこのバンドです。Upon Tomorrowではホールズワースがバイオリンをプレイするという珍しい曲で、フュージュン色が強く出ています。
ジャズロックというよりはクリームをハードロックにしたような、ボーカルのスタイルからするとマウンテンに近い感じです。オープニングのアコースティックギターによるイントロはキングクリムゾンやブラックサバスのようなおどろおどろしさがあります。後にジョンマクラフリンの後がまとして史上初のジャズロックバンドライフタイムに参加したり、ゴングやソフトマシーン、そしてUKでのプレイが一番有名でしょうか。ホールズワースのハードロックギタープレイを堪能出来る唯一のアルバムともいえますが、ジョンハイズマンのギタリストの目の付け方は一流と言えます。
Grey and Black
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