テンペストとしては第二期に入ります。アルバム2枚だけのテンペストですが1枚目と2枚目ではメンバーが変わっており
音楽性も大きく違っています。アランホールズワースからギタリストがオリーハルソールに代わり、ロックンロールを主体としたハードロックになっています。そしてここにきてトリオ編成として成り立っています。
1. Funeral Empire
2. Paperback Writer
3. Stargazer
4. Dance to My Tune
5. Living in Fear
6. Yeah, Yeah, Yeah
7. Waiting for a Miracle
8. Turn Around
ビートルズのPaperback Writerをカバーしたり、以前とは違うポップな要素もあり、ストレートというにはテクニカルすぎるロックンロールといった感じです。ジャズロックとは言えない感じですが、アレンジのはしはしにジャズからのアイデアを感じます。かなりテクニックを持ったハードロックバンドといったところでしょうか。
ホールズワースのような超絶ギターは聴けませんが、ハードロックアルバムとして聴く分にはかなりハイレベルな内容です。ムーグシンセサイザーも絡めたりと工夫もこらしていますが、このメンバーでもこのアルバムだけで解散となってしまいます。実に短命なバンドでしたが、このテンペストというバンドは強烈な存在感を残したバンドでした。それもジョンハイズマンの活動の流れの中の一つだったからなのですが、ブリティッシュロックを考える上では一度は聴いていただきたいバンドです。
Paperback Writer
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