本来はイアンカーのソロ名義で出されているアルバムですが、バックメンバーがニュークリアスのメンバーで構成されており、ニュークリアスの番外編みたいな印象を持っている作品です。
音楽性はより鋭さを増しており、ブリティッシュジャズロックの名盤とされています。
1. Belladonna
2. Summer rain
3. Remadione
4. Mayday
5. Supension
6. Hector's House
ギターがクリススペディングからアランホールズワースに代わっており、アヴァンギャルドで攻撃的なギターにより、
音楽性の幅が広がっております。アランホールズワースはイギリスで行われていたギターコンクールでジョンマクラフリンの次の年のチャンピオンになった人です。コンクールというとうさんくさいですが、これほどのテクニックを持った人が出てきているので、さすがにイギリスのコンクールは侮れないものだと思います。
ホールズワースが加入している事によって、よりスリリングで緊張感のあるインプロヴィゼーションが展開されています。ホールズワースはこの後ニュークリアスとしては作品を残しておらず、後にゲスト参加はしていますが、ジョンハイズマンのテンペストに引き抜かれます。そしてマクラフリンの後がまとしてライフタイムに加入、ゴングやソフトマシーンにも参加、フュージュン界やプログレ界を渡り歩きながら自身のソロプロジェクトも行っていきます。これの参加している作品はどの場合でも名演を残しており、はずれはほとんどないと思います。この作品も素晴らしい名盤です。
Supension
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