20世紀になって、現代音楽というカテゴリーが生まれます。何が現代かというと、一つの特徴として、西洋音楽一辺倒だったのが、ジャズという形式も意識し出したことです。もう一つが、音楽理論ではなく、音響が見直された事です。電気による楽器の普及も関係してきます。
スティーヴ・ライヒ、シュトックハウゼン、ジョン・ケージ、フィリップ・グラス、ピエール・アンリなどが有名です。彼らは何をやったかと言うと、一つの音を時間をずらしながらいくつも合奏させていくことで、フェイジングサウンドを創ってみたり、バイオリニストをヘイコプターに乗せて演奏させ、ヘリコプターの音ごとサラウンドに配置されたスピーカーから聴かせて行くといった。実験的なことを繰り返して行くのです。
その恩恵が、現在我々が普通につかっているエフェクターのアイデアとなっているのです。フェイザーやフランジャーといったものは彼らの実験を機械的にやっている機械なのです。
そして、シンセサイザーが登場して、ますます加速して行く現代音楽は、今音楽を担っている我々若手が引き継いでいるのです。テクノのようなミニマリズムも彼らが始めた事です。サンプリングなんてモノは、その最も足る産物でしょう。
21世紀になった現在、我々に出来る音楽とは何であるのか、再び良く考慮して音楽を創って行きたいと思う今日この頃です。
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