

ここからはピアニストに焦点を当ててみます。後にエレクトリックマイルスに招聘されるチックコリアです。その前はブルー・ミッチェル、ハービー・マン、モンゴ・サンタマリアらとの共演しており、その頃このファーストソロアルバムを出しています。このCDはなぜかミロウスラスヴィトウスのアルバムとのカップリングで出されています。コリアのジャケットがサイケデリックなデザインになっているのが面白いです。
1. Litha
2. This Is New
3. Tones for Joan's Bones
4. Straight up and Down
この頃のコリアの
音楽性はハービーハンコックの処女航海のようなファンキー
ジャズから脱却したした時のような
音楽をやっています。恐らくこの作品を聴いたマイルスに気に入られたのだと思われます。ファーストアルバムにしてスタンダード
ジャズではない
音楽をやっています。
どんなに若手のミュージシャンでも、その非凡な才能を見抜く千里眼がマイルスにはあったのです。ここではハービーハンコックのようなアレンジをとっていますが、ピアノプレイはハービーとは違うコリア独特のタッチがあります。そしてハービーと同じように、新しい何かを生み出してくれそうな予感も感じられる作品です。
Straight up and Down
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