

とてもポップな
フュージュン作品です。リターントゥフォーエヴァーの最後の作品ミュージックマジックのような軽薄ささえ感じる内容です。時代がハード
フュージュンからソフト
フュージュンへと流行が変わっていた時代ではありますが、先駆者のチック達がこのソフト路線に乗っかってしまうのは衰退ともとられてしまうのか、このアルバムは日本でしかCD化されておりません。
1. The Golden Dawn
2. Slinky
3. Mirage
4. Drifting
5. Glebe St. Blues
6. Fickle Funk
7. Bagatelle #4
8. Hot News Blues
9. Central Park
とてもファンキーで軽快な
フュージュンサウンドが満載です。レアグルーヴとして再評価されてもおかしくないくらいの出来映えですが、これまでのような芸術的なニュアンスが感じられない俗っぽいサウンドにファンはが不服だったのか、それともチック自身が不満だったのか、あまり評価されていない作品です。
しかし
フュージュンスタイルでのソロ作品として連発していた傑作アルバムはこれが最後となり、この後は再度
ジャズを見直したりと試行錯誤していく事になります。マイルスが病気のため休止していた時期でもあり、どの方向へ進めばいいのか、
ジャズミュージシャンが混迷に迷い込んだ時期でもあります。
Fickle Funk
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