

キースジャレットはカルテットの他にピアノだけのソロアルバムも出していきます。ピアノだけのアルバムで、それまで成功した作品が無かったのですが、この作品からピアノソロアルバムというスタイルも静かなブームとなっていきます。ピアノ1台だけの演奏でも、これだけ豊かで美しい演奏が出来るのだという可能性を示したアルバムでもあります。
1. In Front
2. Ritooria
3. Lalene
4. My Lady; My Child
5. Landscape for Future Earth
6. Starbright
7. Vapallia
8. Semblence
フォーク調、ゴスペル調というキースが持つポップ感覚をニュー
ジャズ感覚で即興的に演奏しています。キースジャレットの指癖だともいえるのですが、それだけではない卓越した
音楽センスにより生み出された名盤です。
ソフトなイメージをもたらすテンションを選んでいるのが意図的だとすると、かなりの計算の元に演奏していると思われます。これが意図的ではなく、自然と発生しているのだとすれば、天才としか言いようがありません。このアルバムを皮切りに、カルテットとは別にピアノソロだけのコンサートを開き、それらを収めたアルバムが数々の奇跡を我々の前に届けられていきます。
Starbrigh
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