DREAM.6になってやっとミルコクロコップが登場です。ミドル級GP決勝と面白い試合が組まれています。今年初めての試合でミルコがどこまでやれるのかが見物です。
試合結果ミドル級(84kg以下)GP準決勝メルヴィン・マヌーフ vs ゲガール・ムサシ○打撃のマヌーフと寝技も打撃も得意なムサシの対戦。ムサシはテイクダウンをとってから三角締めを決めましたが、マヌーフがそのまま持ち上げてムサシをマットにたたき落としたのが裏目に出て三角締めが決まってしまいました。
○ホナウド・ジャカレイ vs ゼルグ“弁慶”ガレシックジャカレイがジャブからタックル寝技ではジャカレイの真骨頂、簡単に腕十字を決めてKO
ライト級(70kg以下)ワンマッチ○青木 真也 vs トッド・ムーアムーアの背中から青木がおんぶした状態でフェイスロックを完全に決めてKO。すぐ試合が決まりました。
フェザー級(63kg以下)ワンマッチ所 英男 vs 山本 篤○キッドとの対戦を望む所に当てられたのはキッドの一番弟子篤です。打撃では所の方がリーチが長いのでパンチは当たるのですが破壊力がいまいち。山本のパンチの方がキレがあり、所は目尻を切ります。寝技になれば所の方が上手ですが何とかしのぎます。判定では山本が勝ちましたが、打撃数、技の仕掛けた数からすれば所だったと思います。しかし判定で山本の価値。山本は試合が終わっても体力が有り余っている事をアピールしましたが、それだけ体力が有り余っていてKO出来なかった事を反省すべし。
ミドル級ワンマッチ○船木 誠勝 vs ミノワマン師弟対決は寝技に入ってお互いに足を決めにかかります。ミノワマンは他の体勢に持ちこんでから決めたかったのか本気で決めにかかっておらず、船木はヒールホールドに全精力を傾けるがごとく決めにかかりミノワマンは我慢しきれずタップ。船木は復活後の初勝利となりました。
ウェルター級(76kg以下)ワンマッチ○桜井“マッハ”速人 vs 弘中 邦佳打撃戦とグラウンドで両方の攻防がありましたが、判定マッハが勝ちました。
ミドル級(84kg以下)ワンマッチ○秋山 成勲 vs 外岡 真徳正道会館王者の外岡と秋山の対決は空手対柔道の対決となりました。最初は打撃戦でしたが流れから技に入り終始秋山がコントールしていました。秋山はすぐに決める事も出来たでしょうが、押さえながら打撃を与えていくといういたぶり作戦でダメージを与えます。いつでも決められるというようなふてぶてしさを見せながら最後は腕ひしぎ逆十字を決めて勝利。試合後マイクパフォーマンスで大晦日に吉田秀彦との対戦を熱望しました。
ヘビー級(93.1kg以上)ワンマッチ○セルゲイ・ハリトーノフ vs ジミー・アンブリッツ対戦予定だったマイティモーの負傷欠場によりアメリカからジミー・アンブリッツとの対戦となりました。ジミー・アンブリッツは典型的な大味なアメリカンスタイルで隙だらけ、北の処刑人ハリトーノフの打撃がいくつも決まりました。しかし簡単にKO出来たにもかかわらずハリトーノフは相手をいたぶるように軽いパンチばかりを繰り出して相手の心を折りました。参ったしたくても出来ないアンブリッツはたまらずマットを叩いてタップしました。
ミルコ・クロコップ vs アリスター・オーフレイム圧力があったのはオーフレイムです。ミルコは打撃で攻めきれず寝技に持ち込まれガードポジションはとりますが目尻を切ってしまいます。立ち上がっても押して来るオーフレイムに対応出来ず金的を2回もらって再続行不可能となり、ノーコンテストという後味の悪い結果となりました。ミルコはまだ試合感が戻っていなかったようです。再戦すれば勝てる術も見つかると思います。オーフレイムとすれがチャンスをものに出来なかったという事になるかもしれません。
ミドル級(84kg以下)GP決勝○ゲガール・ムサシ vs ホナウド・ジャカレイ強者同士の好取り組みとなった決勝でしたが、決着は以外と一瞬でした。打撃につきあわずすぐさまジャカレイが寝技に持ち込みました。寝技ではジャカレイが有利ですが、立ち上がってパンチを振り下ろそうとした事が裏目に出てしまいました。想いっきりパンチを振り下ろした所へ寝ていたムサシの足蹴りがカウンターできれいに決まりジャカレイは失神KOしてしまいました。初代チャンピオンはオランダで用心棒のバイトをしているムサシに決まりました。
内容の濃いDREAM.6でした。選手層が厚いので好取り組みがいろんな組み合わせで組めると思います。今後も期待いたします。
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