試合結果 ○ ルスラン・カラエフ vs ハリッド“ディ・ファウスト” × ゴング開始と同時に打ちまくるカラエフ、新鋭同士の対決となりましたが、ディ・ファウストは冷静にカウンターを狙っていく。無謀ともいえるくらいのカラエフの攻撃に合わせて左フックでダウンを奪ったディ・ファウスト。しかし持ち直したカラエフは2Rにスリーノックダウンを奪って逆転勝ち。カラエフの試合はいつ見ても面白いです。 ○ ジェロム・レ・バンナ vs 澤屋敷純一 × レバンナはリベンジ戦になりますが、リベンジ戦で負けた事がありません。澤屋敷は前回と同じ右に回ってローを打っていく作戦でしたが、レバンナにはちゃんと対策があって、ボディーへのミドルキックで動きを止めていきます。ガードの隙間から打ったパンチで一度ダウンを奪って判定でレバンナが勝ちました。澤屋敷は作戦よりも技術も磨く必要があると思います。 ×レイ・セフォー vs グーカン・サキ○ 新鋭サキはローキック攻め、セフォーはフック攻めで延長までもつれ、疲れたセフォーに手数で勝ったサキが判定勝ち。 ×グラウベ・フェイトーザ vs エロール・ジマーマン○ 新鋭エロール・ジマーマン、略してエロジマンの攻撃が勝り2Rにグラウベから2度のダウンを奪いましたが、耐えたグラウベは3R後半からいつもの攻めが出てきて、打ち疲れたジマーマンがダウン寸前でしたがゴングまで耐えて判定勝ち。 ○レミー・ボンヤスキー vs ポール・スロウィンスキー× 1Rはアグレッシヴなレミーが優勢でしたが、2Rではポールが挽回、しかし3Rに攻勢をかけたレミーが判定で勝ちました。見応えのあるいい試合でした。 ○エヴェルトン・テイシェイラ vs 武蔵× 主催者推薦枠で出てきた武蔵でしたが、いつものごとくパフォーマンスだけは一人前で気合いばかりかけていましたが試合内容はいつものごとく全く試合になっていませんでした。なせこんなにも戦えない男をリングに上げるのか理解に苦しみます。逆にテイシェイラは打たれ強く武蔵のカウンターが当たっても気にせずそのまま攻撃を続けていました。何一つとしていいところのない武蔵は当然のごとく判定負け。負けても首を傾げている武蔵は自分が戦えない男だという自覚がないのでしょうか。もうこんなつまらない男はリングに上げるな。 ○バダ・ハリ vs チェ・ホンマン× ホンマンの復帰戦の相手はバダハリです。かなり体をシェイプしてきたホンマンでしたが、パンチは相変わらず手打ちでした。もっと腰を入れたパンチが打てれば敵無しのはずですが、誰も注意しないのでしょうか。バダハリはKO狙いでローキックから懐に入って顔面を狙います。しかしそこへカウンターのパンチが入り、バランスを崩していたためダウンをとられてしまいます。慎重になったバダハリはローキックとボディー狙いにシフト。チャンスを待って顔面を打とうとしましたが、このボディー攻めがかなり効いてホンマンはダウン寸前でしたが我慢します。判定となりダウンをとられたバダハリでしたがその後の攻勢が評価されてホンマン一票の後はドローで延長戦。しかしボディーをもらっていたホンマンはあばらがいかれていたようで棄権しバダハリの逆転勝利となりました。 ×セーム・シュルト vs ピーター・アーツ○ 絶対王者のシュルトに20世紀最後の暴君アーツが挑みます。アーツは最初から前回でパンチを打っていき、疲れながらも攻撃し続けます。シュルトはカウンター攻撃で攻め返しますが手数で勝ったアーツが判定で勝ちました。控え室にいたジェロムもレミーもリングしたまできて大興奮。4連覇をかけたシュルトはベスト8に残れませんでした。