Rock of Agesというライブアルバムで初期のザバンドに区切りをつけた彼らは、これまでのアメリカ音楽探究の旅に補足をつける意味でカバー曲ばかり集めたこの作品を出しました。単なるカバーではなく、ザバンドとしての味付けがされた曲ばかりですが、この作品には賛否両論ありました。
1. Ain't Got No Home 2. Holy Cow 3. Share Your Love 4. Mystery Train 5. Third Man Theme 6. Promised Land 7. Great Pretender 8. I'm Ready 9. Saved 10. Change Is Gonna Come
Third Man Themeは映画第三の男のテーマ曲で、後のラストワルツを思わせるイタリア音楽のような曲です。サムクックのChange Is Gonna Comeでのアレンジはとても爽やかなフォーキーな感じになっていて意表をつきます。バンドとしては一休み的な位置のアルバムかもしれませんが、こうした音楽を聴いた上でザバンドの音楽を振り返って見るというのもいいかもしれません。