九州場所も折り返しの中日を迎えました。元大関の雅山と出島の武蔵川勢が全勝で勝ち進んでいましたが、本日雅山は旭天鵬に敗れ、出島も2敗になりました。武蔵川親方が理事長になったので緊張感のあるいい稽古が出来ていたようですが、後半戦はどうなるでしょうか。
主な上位陣の成績白鵬 7勝1敗
琴光喜 5勝3敗
魁皇 1勝3敗5休
千代大海 6勝2敗
琴欧洲 3勝5敗
安馬 6勝2敗
把瑠都 6勝2敗
豪栄道 1勝7敗
安美錦 5勝3敗白鵬が1敗を守っているので、このままトップをいきそうですが、今場所の白鵬はどうも勝ち急いでいるような昔の雑な相撲が目立ちます。捕まえても前に出るよりも一旦後ろに下がるという変な取り組みをしています。相撲感を取り戻さないと優勝は厳しいかもしれません。安馬は2敗ですが、体調は悪くないようです。しかし、立ち合いが出来ていないので、一気に押し込めません。立ち合いは合わせるようにとなっているので、最初から両手をついて相手が両手をつくのを確認してから前に出る練習が必要でしょう。貴乃花、若乃花は最初からこれが出来ていました。昔の二子山部屋ではそういう待った無しの稽古を重んじていたのです。それで横綱になれるのですから全部屋が見習うべきです。
平幕では高見盛が調子がいいみたいです。まわしにこだわらず前に出て行く相撲でいい内容の取り組みが出来ています。安美錦もいい相撲が取れていますが、なぜか下位力士に負けてしまうのです。把瑠都は徐々にいい内容になっていますが、もう少し厳しさのある相撲を取らないと上には上がれないでしょう。さて、今場所は誰が最後に笑う事が出来るのでしょうか。
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