今日はボーカリストです。ボーカルというと、聞く人それぞれの好みがありますので、誰が優れているかは、判断が難しいところです。以前、リトルリチャードの真似をした、ポールマッカートニーからロックボーカルの流れがあると書きましたが、それは、ロバートプラント、イアンギランによって、引き継がれております。ジョンレノンも、影響力はありますが、顕著なのは、マークボラン、デビッドボウイなどに影響を与えております。現在のビジュアル系のボーカルは、このデビッドボウイやマークボランから影響を受けておりますので,元祖はジョンレノンと言う事になります。
メロディーメーカーのボーカルは、発音が良くて、聞きやすい人が多いです。マッカートニー、エルトンジョン、ビリージョエルなどです。これとは、相対的なのが、ボブディランです。彼はロック界にも多大な影響を与えております。かなり、字余りな語るような歌い方です。ビトゥイーンザボタン以降のミックジャガー、ジミヘンも、もろディラン節です。トムペティーやマークノップラーもそうです。ブルーススプリングスティーンも影響を受けておりますが、ディラン本人が認めておりません。
私が好きなのは、UFOのフィルモグ、ヘビーメタルキッズのゲイリーホルトンが、妙に唾の溜まったような歌い方ですきです。巧いなーと感心するのは、フリー、バッドカンパニー現在はクィーンにいるポールロジャースと、キングクリムゾン、EL&Pにいたグレッグレイクです。3オクターブのフレディーマーキュリーは別格です。
他は、レイチャールズのような声で、若い時から注目を浴びていた、スティーブウィンウッド、スティーブマリオット、ディキシーミッドナイトランナーズのケビンローランド、なんかはいいですね。若い頃は、イエスのジョンアンダーソンの綺麗な歌い方も好きでした。
ボーカルは、一番デリケートな楽器です。その日のコンディション、精神状況などが、もろに反映しますので、本番でのコンセントレーションを保つのは、至難の技です。努力だけでは、どうにもならない場合もありますが、やはり、これも精進あるのみでしょう。ここ数年、本当に感動出来る歌に出会っておりませんので、そろそろ説得力のあるボーカリストの登場を願うのみです。
スポンサーサイト