1. MORALITY SLAVE 2. DRASTIC HOLIDAY 3. LOVE IS ZOOPHILIA 4. 仮面劇 5. VERMILION HANDS 6. DONNA 7. 審美眼ブギ 8. 4000粒の恋の唄 9. アバンギャルドで行こうよ 10. フリージアの少年 11. SUCK OF LIFE 12. PUFF PUFF 13. シルクスカーフに帽子のマダム
ベートーヴェンの『月光』からはじまるMORALITY SLAVE、歌詞も歌い方もカッコ良くなりました。DRASTIC HOLIDAYはマイナーコードによる富むロビンソンバンドのようなメランコリックロックです。LOVE IS ZOOPHILIAも素晴らしい。直接的な性描写もしっかりと韻を踏んでロックすればいやらしくなく、ただただカッコ良くなっていくのです。これぞイエモンといった感じです。仮面劇も一番いい時のイエモンサウンドを既に確立しております。頽廃的で淫猥なニューウェーブも経たボウイがグラムロックしている感じでしょうか。
アバンギャルドで行こうよ、フリージアの少年、SUCK OF LIFEは代表曲のようなものなので解説は不要でしょう。フリージアの少年はヘビーレゲエです。PUFF PUFFは裏声で歌われるシャンソンの小曲です。そして、シルクスカーフに帽子のマダムは次回作、ジャガーハードペインの予告編といった曲です。3拍子のバラードはボウイが得意としていたグラムバラードです。吉井の歌にも説得力が益々磨きがかかり、素晴らしい名曲です。