ソロ活動を始めたミロスラフヴィトウスが自分が進むべき道を示したターニングポイントとなる作品です。参加ミュージシャンはパーカッションのドンアリアスとヴィトウスの2人でほとんどの楽器を演奏しており、その他にパーカッションでアルメンハルバリアンが1曲のみ参加しています。
1. Watching the Sunset Run
2. Bassamba
3. Tiger in the Rain
4. Concerto in E Minor
5. Pictures from Moravia
6. Sonata for a Dream
ベースを多重録音したり、シンセやエレピもヴィトウスが演奏しているので、マルチミュージシャンぶりを発揮した作品でもあります。内容はこれまでの
フュージュンやフリー
ジャズとも違う叙情詩的な趣であり、後のECMサウンドに近いサウンドを既に形づけています。
サンバや民族
音楽的な雰囲気も持っており、娯楽性の強かったファンキー
フュージュンサウンドから一転、シリアスな芸術性の高い内容になっています。こうしたサウンドの方がよく知られておりますが、その原点とも言えるアルバムです。チェコ出身のヴィトウスならではの
ジャズがここから始まっていくのです。
Kolstein Travel bass
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