

フランクザッパのマザーズで仲良くなったジョージデュークと共演していたりしていましたが、これはビッグバンドアレンジによるアルバムです。ビッグバンドと言っても昔のスウィング
ジャズ時代のビッグバンドではなく、ホーンを強調したモダン
ジャズスタイルのビッグバンドをバックにヴァイオリンを弾きまくっています。ヨーロッパ時代にもやっていましたが、ポップな感覚を持った作品に仕上げています。
1. Summit Soul
2. Hypomode del Sol
3. Scarborough Fair/Canticle
4. Name of the Game
5. Loner
6. Waltz for Clara
7. Forget
8. Eighty-One
タイトルはElectric Connectionですが、アコースティック
ジャズです。イギリス民謡でサイモンとガーファンクルで有名なScarborough Fairを取り上げているように、ポップな題材を使っています。アメリカのテレビドラマで使われるようなビッグバンドスタイルというか、サウンドトラック的な印象もあります。
ザッパによってロック寄りになっていましたが、本来追求したかったのはこうした新しい形の
ジャズだったのかもしれません。まだ
フュージュンが生まれる前の時期ですので、こういう方向性も模索していたのでしょう。この後は
フュージュンヴァイオリニストとしての地位を固めていきますので、実に貴重な音源のアルバムであります。
Violin Solo
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