ついにシンクラヴィアを手にしたジャンリュックポンティ。フランクザッパやスティーヴィーワンダーが使っていた事で有名なシンクラヴィアですが、当時うん千万円もする代物でした。機能的には現在のDAWソフトのようにサンプリングも出来て、それで何トラックも打ち込み出来て、打ち込み解像度も細かく設定出来て、という当時では夢のようなマシーンでしたが、現在ではDAWシステムで簡単にやってのけられるので、テクノロジーの発達は早いものです。
1. Prologue
2. New Resolutions
3. Faith in You
4. No More Doubts
5. Between Sea and Sky
6. Metamorphosis
7. Introspective Perceptions
8. Gift of Time
いつもの優雅なポンティにサウンドをバンド形式で演奏していますが、シンクラヴィアなどのシンセサウンドによって、テクノロジーとの融合も更に進化しています。音が今までのシンセ音とは明らかに違っているのが分かると思います。ヴァイオリンなのかシンクラヴィアなのか区別がつきにくい音もあります。
スタイル的には以前の
フュージュンとプログレが混じりあったような感じで、トータルアルバムのような一体感もあります。売り上げ的には何とか持ち直してきているので、ジャンリュックポンティのやりたかった事が、ここに来てやっと理解され始めた感じです。古からのファンも楽しめる内容になっていると思います。
en jerez
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