試合結果 ○レミー・ボンヤスキー vs メルヴィン・マヌーフ 互いに相手のカウンターを注意しながらのにらみ合いでしたが、一度ぶつかるとマヌーフが巧く攻撃を仕掛けます。互いに手数は同じくらいな感じでしたが、判定ではレミーが勝ちました。あまり納得出来る結果ではありませんでした。延長でも良かったのではと思います。 ○エロール・ジマーマン vs グラウベ・フェイトーザ グラウベは去年よりも巧く戦いました。しかし序盤はジマーマンが手数で勝りました。3Rに入ってからはグラウベの攻撃が効いてきており、延長に入ればグラウベが勝つのではないかという流れでしたが、前半の有利があり、判定でジマーマンが勝ちました。 ○エベルトン・テイシェイラ vs シング・ジャディブ ほとんど互角で延長2Rまでもつれましたが、テイシェイラが判定で僅差で勝ちました。決定打が欲しい所です。 ○セーム・シュルト vs ダニエル・ギタ ギタのローキックで優勝候補にしても良いくらいでしたが、今年バダハリにやられたシュルトはその対策が万全で、ギタの攻撃を受ける前にパンチや前蹴りを出して相手の攻撃を鈍らせました。ローキックも相手を倒すような勢いを殺されていました。3Rにはパンチによりギタが2度ダウンしてしまい、判定でシュルトが勝ちました。今年のシュルトは怖いかもしれません。 ○アリスター・オーフレイム vs ピーター・アーツ 最初からオーフレイムの圧力に押され気味アーツは良い所が出せずじまいで、最後は顔を腫らしながらダウンはしなかったものの、判定でオーフレイムが勝ちました。 武蔵 vs ジェロム・レバンナ○ もうとっくの昔に引退していなければならなかった武蔵がやっと引退を宣言してGPに望みました。最後は何とか積極的に攻撃する事は出来ましたが、パンチにこだわった攻撃で一発狙いのような所がありました。レバンナは武士の情けか、2Rまでは武蔵に合わせて、3Rに倒しにかかりました。しかしバンナもパンチ力が衰えているようで、なかなか決定打が出ませんでしたが、いつもの逃げの姿勢が出始めた武蔵はついにダウンしましたが立ち上がり、判定でレバンナが勝ちました。めでたく武蔵は引退となりました。もうこれ以上武蔵のようにテレビ局が無理矢理祭り上げてテレビの時間枠を多く与えるようなつまらない放送はしないで欲しいと思います。最後まで放送的には武蔵を持ち上げていましたが、それは今までの戦いを見てきたファンにはしらじらしさだけを植え付けた事でしょう。 京太郎 vs ルスラン・カラエフ○ 京太郎は逃げながらのカウンター狙いで、カラエフも攻めあぐねていました。終盤はカラエフもばて気味でしたが、手数の多さと、京太郎の逃げている姿勢が影響して判定でカラエフが勝ちました。 ○バダ・ハリ vs ザビット・サメドフ 最初から圧力をかけるバダハリにサメドフが同突口を見つけるのかと思っていた矢先、バダハリのボディ一発でサメドフはダウン、戦意喪失で立てませんでした。あまりにもあっけない幕切れでしたが、バダハリも万全のようです。