1. Hello My Love 2. My Foreplay Music 3. 素顔で踊らせて 4. 夜風のオン・ザ・ビーチ 5. 恋の女のストーリー 6. 我らパープー仲間 7. ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie) 8. Let’s Take a Chance 9. ステレオ太陽族 10. ムクが泣く 11. 朝方ムーンライト 12. Big Star Blues(ビッグスターの悲劇) 13. 栞のテーマ
60年代にはサーファーの事を太陽族と呼んでいました。その言葉を復活させたタイトルとなっています。このアルバムはロマンティックなバラード曲が多く、ユーミンを聴いているような人達にも受けるようになります。ラグタイムジャズ風のHello My Loveや我らパープー仲間などは前作辺りから得意としているスタイルになっています。CM曲となったMY FOREPLAY MUSICでは前戯をさせと歌っています。
ムクが泣くではベースの関口和之作で彼が歌っています。サイケフォークロックなこれまでのサザンには無かった曲です。Big Star Bluesや栞のテーマはシングルヒットし、Let’s Take a Chanceと共に映画モーニング・ムーンは粗雑にで使われました。パロディー精神は相変わらず旺盛で、ジャズやブルースからのパクリがたっぷり聴けます。当時は日本でもニューウェイブブームが起こり始めておりましたが、サザンは独自のスタンスをもったバンドとして存在出来るほど確固たる人気を維持していました。パンク性よりもメロディーを大事にする曲創りにこだわってきた事がこのバンドを長寿にしてきました。