1. Brighton Rock 2. Killer Queen 3. Tenement Funster 4. Flick of the Wrist 5. Lily of the Valley 6. Now I'm Here 7. In the Lap of the Gods 8. Stone Cold Crazy 9. Dear Friends 10. Misfire 11. Bring Back That Leroy Brown 12. She Makes Me (Stormtrooper in Stilettoes) 13. In the Lap of the Gods...Revisited 14. Stone Cold Crazy [1991 Bonus Remix by Michael Wagener]
Brighton Rockはイギリスの南部の海水浴場ブライトンを舞台にした曲です。3オクターブ半の音域を持つという触込みのフレディーがピッチシフターを使って歌うという反則技を使っているというおかまい無しなところが凄いです。ギターソロは長尺で設けており、当時は珍しいディレイマシーンが使われております。多分ディレイが初めて大々的に使われた作品だと思います。ロングディレイによりリアルタイムで弾いたギターフレーズを繰り返していくという単純な使い方ですが、当時はかなりインパクトがありました。Killer Queenはクィーンを一躍有名にした名曲です。世界的ににシングルヒットもしました。メランコリックなキャバレー音楽のようでもあり、ポップなコーラスワークと絶妙なアレンジで多重録音されたギターがお見事です。Tenement Funsterはロジャーテイラーボーカルの気怠い曲です。Flick of the Wristもピッチシフターで今度は低音を強調した悪魔のような声で歌われます。実にドラマティックな曲です。Lily of the Valleyはピアノによる小曲バラードです。Now I'm Hereは前述の誘惑のロックンロールという邦題曲です。ストレートなロックンロールでカッコイイ曲です。シングルヒットしました。
In the Lap of the Godsもピッチシフターによる低音で悪魔のような不気味な歌でどんどん綺麗なハーモニーに変わっていきます。Stone Cold Crazyはバンド全員の共作で思いっきりテンポアップされたロックンロールです。これもクィーン独特の世界です。Dear Friendsはジョンレノンのピアノ曲のよう曲で淡々と歌われます。Misfireはベースのジョンディーコンが初めて提供した曲です。彼の創る曲はポップで陽気な曲が多くて好きです。実はジョンの誕生日は私と同じで昔から親近感を持っております。Bring Back That Leroy Brownはディキシーランドジャズ風の曲で、ハンドメイドギターがジャズユニットを見事に表現しております。She Makes Meはブライアンメイがボーカルを取る淡々としたフォークソングです。そして感動的なラストIn the Lap of the Gods...Revisitedは私が一番好きな曲です。6拍子の曲で、クィーンの良さが一番良く出ている曲だと思います。正に名曲中の名曲です。ボヘミアンラプソディーばかりが取りだたされててしまいがちですが、この曲こそがクィーンの一番の代表作であり名作だと思います。しかし誰もこの曲を評価している文を見た事がありません。私は一人でもこの作品が最高傑作だと主張していきます。
ハードなクィーンとポップなクィーン変態的なクィーンと一番バランスよく構成された作品だと思います。このアルバムを聴かずしてクィーンは語れません。感動的なくらいに名盤であります。 Brighton Rock
killer queen
Now I'm Here
In the lap of the gods~Killer Queen~Bring Back That Leroy Brown