1. Tie Your Mother Down 2. You Take My Breath Away 3. Long Away 4. Millionaire Waltz 5. You and I 6. Somebody to Love 7. White Man 8. Good Old Fashioned Lover Boy 9. Drowse 10. Teo Torriatte (Let Us Cling Together) 11. Tie Your Mother Down [Remix] 12. Somebody to Love [Remix]
ドラの音からギターオーケストレイションによるイントロダクションからTie Your Mother Downのストレートなハードロックが始まります。シングルヒットしています。You Take My Breath Awayは夜想曲のような、歌劇のような芝居がかったクラシック色の強い曲です。Long Awayはブライアンメイによる、前作の’39に匹敵するフォークソングです。こちらの方がポップな感じで好きです。Millionaire Waltzは思いっきりワルツです。ギターによる優雅なワルツをお楽しみ下さい。You and Iはジョンディーコンによるポップで素晴らしい曲です。シングルカットされませんでしたので、隠れた名曲といえるでしょう。ジョンディーコンの創る曲は大好きです。
Somebody to Loveはシングルヒットした曲で、ジョージマイケルがライブエイドでカバーした事でも有名な曲です。6拍子のよる歌劇のような美しい曲です。コーラスワークも流石です。White Manはインディアンの嘆きを歌ったもので、ネイティブでブルースフィーリング溢れるハードロックになっています。これも隠れた名曲です。Good Old Fashioned Lover Boyはシングルカットされた曲で、ライザミネリが歌いそうなフレディーらしいチャーミングな曲です。これも今では隠れた名曲でしょう。Drowseはロジャーテイラーの曲で、お得意の気怠い感じの曲です。スライドギターが気怠さを出しています。Teo Torriatte (Let Us Cling Together)日本びいきのクィーンが日本語で歌う美しいバラードです。日本ではシングルカットされた記憶があります。そしてギターオーケストレイションによるエンディングを迎えます。
前作よりも一曲一曲がしっかり独立しておりながらも、トータルアルバムのような雰囲気に仕上げているのはさすがです。親しみ易く大好きな曲が沢山入った名作です。このアルバムまでは本当に好きな事をやっていながらも名作を創り続けてきました。この後は庶民のレベルまで下がっていくのですが、ここまでのサウンドが本当にクィーンらしい音楽で、愛すべき作品ばかりです。 Tie Your Mother Down