Love三部作の第二弾です。MASQUERADE以上にネオアコ色が強くなっています。つまり洗練された
ソウル、リズム&ブルース色が強調されているのです。既に時代遅れなスタイルにはなっていますが、90年代後半からは新しいスタイルは生まれておらず、好きな
音楽をやっている方が正解みたいな感じになっていました。ですから彼の得意分野である
ソウルミュージックを極める方が正解だったのです。
1. ラヴジェニック
2. ホールド・オン~くちびるに気をつけろ
3. 5分後のエロス
4. ベイビーローズ
5. 悲しみはずっと海の色
6. 君のいない街で
7. 愛している心はまるで…
8. デイドリーム(それは愛しかなかった夢だった)
9. ボディ・レヴォリューション
10. リトル・ダーリン~Doopな夜はこれからさ
ラヴジェニックはスタイルカウンシルあたりのネオアコを彷彿とさせる曲で、ヒット性も十分ある曲なのですが、この頃はもう大沢誉志幸の注目度も落ちていた時期だったのでヒットには至りませんでした。それでもこれだけ充実した作品を創りだせるのですからたいしたものです。
彼が手本としていたプリンスもトーンダウンしていましたし、彼がやりかけていたドラムンベースやブレイクビーツなどの方向へ行ってもおかしくなかったと思うのですが、彼はそれよりももっと本来の自分のルーツミュージックである
ソウルミュージックを題材としたネオアコやアシッドジャズの方向へ進みました。それは派手さはありませんが、彼らしい素直な
音楽が創りだせていると思います。
ラヴジェニック
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