MTVを最大限に利用してLove is Cashが大ヒットしますが、この曲はマドンナのマテリアルワールドをそのままパクった曲として有名です。そして彼等の最大の代表曲となるフレンズはドラマの主題歌にもなってビッグヒットなり、レベッカの人気は急上昇する事となります。ほとんど歌謡曲とニューミュージックとシンセポップが融合したようなサウンドで、これが、今に至るJ-POPの原型のような感じになります。そしてレベッカの成功によりガールズポップロックバンドが次々に登場する土台を築きました。
当時はシンセポップが大流行していた時期でもあり、キーボードの土橋安騎夫のシンセプレイにも注目が集められましたが、一番の魅力はやはりNOKKOのはち切れんばかりのボーカルだったと思います。RASPBERRY DREAMやNERVOUS BUT GLAMOROUSのようなロック寄りの曲もしっかり浸透させていたので、バンドとしても面白いバンドでした。ただ、あまりにも歌謡曲的な売れ方をしたので、ロックバンドと言うイメージはかなり薄いです。しかし、それだけ若者にとっては敷居の低い手本となった事は確かです。