1. Innuendo 2. I'm Going Slightly Mad 3. Headlong 4. I Can't Live With You 5. Don't Try So Hard 6. Ride the Wild Wind 7. All God's People 8. These Are the Days of Our Lives 9. Delilah 10. Hitman 11. Bijou 12. Show Must Go On
Innuendo派ツェッペリンのカシミールのような曲調からはじまり、スパニッシュギターが入り、オペラ的な展開も見せます。時代は変われど、こういう曲をやり始めたら、もうクィーンにかなうものはおりません。I'm Going Slightly Madはメランコリックな曲ですが、アレンジが80年代風なのがもったいない。しかしコーラスなどクィーンらしさもあります。でもサンプリングだったりします。Headlongは爽快なハードロックです。この曲を聴く限りまだまだクィーンは元気だという印象を持ってしまいます。I Can't Live With Youはハードでポップな実にクィーンらしい曲です。フレディーの歌も死を目前に迎えながらも色気のある声を発しております。素晴らしい。Don't Try So Hardはシャンソン風の曲をミュージカル調で歌い上げるバラードの名曲です。Ride the Wild Windは80年代をヒキヅッタようなロックンロールですが、かなりエフェックティヴなアレンジになっています。
All God's Peopleは3拍子のクィーンらしいポップオペラ的な曲です。往年の音を出しておりますが古さは感じられません。These Are the Days of Our Livesはロマンティックな美しいバラードです。こういう曲は好きです。Delilahはクィーン流エレクトリックポップです。ギタートーキングモジュレーターが珍しく使われています。Hitmanはハードロックです。ちょっと大雑把か。Bijouはまるで鎮魂歌のような物悲しい曲です。ほとんどがギターで占められているのはきっともう録音出来ない状況だったのでしょう。Show Must Go On生涯エンターティナーであり続けたフレディーはきっとこれからもショウを繰り広げているのでしょう。このドラマティック性、そして声の艶やかさは素晴らしいです。最後まで現役で居続けた精神は見習うものがあります。