イカ天で5週勝ち抜くという事はかなり難しく、FLYING KIDS以降、なかなかグランドイカ天キングになれるバンドが現れませんでした。この宮尾すすむと日本の社長も3週まで勝ち抜きましたが、4週目でNORMA JEANに敗れてしまいました。しかし、プロとしてデビューしてアルバムを3枚残しています。インディーズ時代に1枚出していますが、入手困難です。ボーカルの黒沢伸を中心とした6人組です。
1. デカ・ポコFunk!(Yeah!)
2. エンジン十二気筒
3. 二枚でどうだ!
4. 夏はあきらめた
5. マシンガン・ブルース
6. 座敷妻
7. メンフィスでGo!Go!
8. (恋の)アトミック・ロック
9. チンチンガンボ
10. 運命(さだめ)
このバンドも学生サークル仲間で結成されたバンドで、R&Bを中心に
ファンク、ロックンロールスタイルで、お笑い系の下ねたバンバンの歌詞をポップに表現するバンドです。デカ・ポコFunkは想いっきり下ねたのデヴィッドボウイのフェイムのような
ファンク曲です。エンジン十二気筒もFLYING KIDSに負けないくらいの日本語ロックな歌詞が炸裂しています。このバンドで一番有名なのが二枚でどうだ!です。彼女が危険日だから2枚つけるのでどうだ。という歌詞です。男の悲しい性を歌っています。リズム&ブルースから後半はロックンロールへ展開していきます。
レゲエバラードの夏はあきらめたは名曲です。このバンドの中では一番良い曲です。歌詞も下ねたではありません。それ以外はほとんど下ねたです。チンチンガンボなんてそのものです。ガンボというのはニューオリンズの料理の事です。宮尾すすむのああ日本の社長というバンド名もふざけていますが、彼等の為に本物の宮尾すすむが会いにきた事がありました。それにしてもジャケットのチャルメラのおじさんも最高です。彼等少ない作品の中でも有名曲が多いので最高傑作であり、名盤です。平成のクレイジーキャッツというよりは誰がカバねんロックンロールショーのような感じです。
デカ・ポコFunk!(Yeah!)