1. Equinox Half-Holiday 2. Inner City Life 3. Feeding to Die 4. Wedge
メンバーがそれぞれ1曲づつ曲を創っており、それ以外ににドラムンベースの帝王、ゴールディーのInner City Lifeをカバーしています。サンプリングした素材を想いっきりエディティングして、それにアコースティック楽器をオーヴァーダヴィングする手法で、ゴールディーの原曲とは趣が違っています。まるでスタンダード曲のようです。Equinox Half-Holidayは青柳拓次の曲で、2ステップのようなアレンジで、ジャズやソウルのフレイヴァーもふんだんに感じられます。
Feeding to Dieは鈴木正人の曲で、初期の頃のサウンドに近いですが、リズムが違いますし、アレンジも音処理もかなりローファイな感じで、細かな部分までアグレッシヴです。Wedgeは栗原務の曲です。これもローファイなアメリカンネイティヴな感じのサウンドです。元々大人びた雰囲気を持っていた彼等が、子供のようにデジタル処理をすることによって、普通の日本のミュージシャンでは思いつきもしないような領域に達しています。忘れた頃に作品をリリースするマイペースぶりですが、彼等の作品は出るごとに、いい意味で期待を裏切ってくれるインパクトを放っています。これも名盤ですね。