1. My Brave Face 2. Rough Ride 3. You Want Her Too 4. Distractions 5. We Got Married 6. Put It There 7. Figure Of Eight 8. This One 9. Don't Be Careless Love 10. That Day Is Done 11. How Many People 12. Motor Of Love 13. Ou Est Le Soleil
このアルバムはコステロだけではなく、プロデューサーにミッチェル・フルーム、ニール・ドーフスマン、トレヴァー・ホーン、スティーヴ・リプトン、デイヴィッド・フォスター、クリス・ヒューズ、ロス・カラムと複数のプロデューサーを使って、曲によって使い分けています。それだけ多彩な無いようになっています。コステロとの共作はMy Brave Face、You Want Her Too、Don't Be Careless Love、That Day Is Doneの4曲で、一緒に曲を創っていて、ポールはわざとビートルズっぽい旋律は使わないようにしていました。コステロは、それは自分を否定する事だから、ビートルズ時代の自分も肯定するようにポールに助言した事によって、ポールは吹っ切れたように曲を創れるようになったという事です。
We Got Marriedではデイヴィッド・フォスターとの共同プロデュースで、ピンクフロイドのデヴィッドギルモアがギターで参加しています。That Day Is Doneではニッキー・ホプキンスと久々の共演を実現しています。トレヴァー・ホーンのプロデュースではサンプラーを使った80年代らしいアレンジになっています。全ての曲がじっくりと創り込まれているので、作品としての完成度はかなり高いものになっています。コステロとのコラボレートが刺激になりながらも、新しい事への挑戦も進めながら、ポールらしい素晴らしいメロディーラインを堪能出来ます。この時期としては最高の出来映えで、名盤です。