Eddy and the Falconsという架空のロックバンドを題材にしたコンセプトアルバムです。ロックンロール、ロカビリーバンドのようですが、サージェントペッパー的なテーマの創り方ですが、サウンドはロカビリーなので、グラムロックとも呼びにくい感じになっています。子供の頃に親しんだ50年代のサウンドのリバイバルになっているようです。
1. Intro 2. Eddy's Rock 3. Brand New '88' 4. You Got Me Runnin' 5. I Dun Lotsa Cryin' Over You 6. This Is The Story Of My Love (Baby) 7. Everyday I Wonder 8. Crazy Jeans 9. Come Back Karen 10. We're Gonna Rock 'N' Roll Tonight 11. Rock And Roll Winter 12. Dream Of Unwin 13. Nixture 14. Are You Ready To Rock 15. Marathon Man
全編ドゥワップなども含めたロカビリーになっていますが、This Is The Story Of My Loveはフィルスペクターサウンドになっています。グラムロック自体、50年代のロックンロールをソリッドにしたような所が有るので、グラムロックとも言えそうですが、ソリッドな感じじゃないという所がミソです。オリジナルでここまで50年代サウンドを再現するというのもロイウッドらしい所です。
Everyday I WonderのイントロはDel ShannonのRunawayを想いっきりパクっています。ジェスロ タルのロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイト若すぎるを連想させるような所も有ります。何といってもロイウッドのいでたちはイアンアンダーソンと似ている所が有ります。どちらも奇才という事で共通しています。Wizzardのオリジナルアルバムとしては、ここで一旦休止して、2000年にもう一枚作品を出しただけです。やはりファーストアルバムの印象が強いので、このバンドは伝説となっていますが、作品があまりにも少ないです。シングルだけの曲も有りますが、ファーストのボーナストラックに収められていたり、このアルバムでもボーナストラックが用意されています。シングルだけを集めたアルバムも有ります。