特定のメンバーでバンドを組んでからの作品になります。演奏面を追求するようになっています。バックコーラスにはリタクーリッジがいます。まだ当時はA.O.R.という事が無く、サウンドも確立されていませんでした。ですから、後のA.O.R.サウンドだけではない要素も多く含まれていますが、こうしたミクスチャー感覚で実験的に音作りをしていたのだと言う事が分かる作品になっています。
1. Monkey Time
2. Runnin' Blue
3. Up To You
4. Love Anyway
5. Flames Of Love
6. Here To Stay
7. Nothing Will Take Your Place
8. Why Why
9. You're So Good
ジャズや
ソウル 、ファンク以外にもカントリー、ブルースなどのサザンロック的な要素もまだ残っていますが、この混ぜこぜ感が当時の創世記の
フュージュン だったのです。混沌としていますが、どこか粋な感じがします。ボズスキャッグスは歌だけではなく、ギターでも頑張っています。あくまでもバンドとしての可能性を追求している内容になっています。ですから後の完成された
音楽 よりは興味深い作品だと思います。
バンドにはパーラッションやホーンセクションなど大所帯ですが、それだけゴージャズな演奏になっています。泥臭さもまだ有りますが、これこそが当時アメリカのサウンドだったと思います。アメリカにはこんなバンドが山ほどもいました。その中では洗練されていて、
音楽 の完成度も高い作品だと思います。やがて雰囲気をつかんだのか、徐々に新しい時代の音を固めていきます。まだ音が定まっていない内容だけに、このアルバムの持つ意味も有ると思います。こういう作品に新しい
音楽 を生み出すヒントが有ると、曲を創る側は思いながら聴いてしまいます。
Runnin' Blue
VIDEO Love Anyway/Flames Of Love/Here To Stay
VIDEO Nothing Will Take Your Place
VIDEO
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