ボズスキャッグスの最高傑作はこのアルバムでしょう。A.O.R.という新しいジャンルとしても完璧な完成度を誇っています。何といってもデヴィッドフォスターがストリングスアレンジで絡んでいます。彼が加わればA.O.Rとしては完成です。時代は80年代になっていますが、このA.O.R.感覚のアレンジが80年代のホワイト
ソウル ファンクの原型となっています。そういう意味でも80年代サウンドを形成するにはボズスキャッグスが貢献した影響力は計り知れません。
1. JoJo
2. Breakdown Dead Ahead
3. Simone
4. You Can Have Me Anytime
5. Middle Man
6. Do Like You Do In New York
7. Angel You
8. Isn't It Time
9. You Got Some Imagination
JoJoがシングルヒットしていますが、他の曲も同じくらい良い曲ばかりです。バックミュージシャンはこれまでのようにJeff Porcaro、Steve Lukather、David Paich、Ray Parker, Jr.の他にRick Marotta、David Lasley、Lenny Castroなど、これまで以上に多彩ですが、Carlos Santanaがギターで参加しています。彼もフィルモア出身です。作曲やアレンジにも参加しているデヴィッドフォスターは独自の洗練されたコードボイシングにおいて、A.O.R.を更に格調高いものに仕上げた人であり、彼が参加した事によって、完成度が増しています。
彼の作品としてはここが頂点でしょうか。80年代になってからは黒人も
ソウル ミュージックとA.O.R.を融合してブラックコンテンポラリーという新しいスタイルを生み出していきます。それはほとんど、ここで聴かれるようなサウンドなのですが、黒人がやればブラコンとなるのです。TOTOもバンドとしては成功していて、TOTOのようなアレンジの曲も有ります。アレンジもシンセなど多彩なサウンドで彩られており、堕落する前の80年代サウンドとも呼べます。これが打ち込みになるとチープになってしまうのですが、ここでは良質な
音楽 として完結しています。大名盤です。
JoJo
VIDEO Breakdown Dead Ahead
VIDEO Simone
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You Can Have Me Anytime
VIDEO Middle Man
VIDEO Do Like You Do In New York
VIDEO Angel You
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