スティーヴミラー率いるSteve Miller Bandもフィルモアから巣立っていったバンドでした。このバンドには若きボズスキャッグスが在籍していました。サイケデリック真っただ中の混沌とした時代に登場してきたバンドだけに、かなり実験的なサイケデリックサウンドになっています。後にスペースロックなるジャンルを掲げるのですが、このファーストアルバムの頃からスペイシーです。
1. Children Of The Future 2. Pushed Me To It 3. You've Got The Power 4. In My First Mind 5. The Beauty Of Time Is That It's Snowing 6. Baby's Callin' Me Home 7. Steppin' Stone 8. Roll With It 9. Junior Saw It Happen 10. Fanny Mae 11. Key To The Highway
ボズスキャッグスが作曲したBaby's Callin' Me HomeとSteppin' Stoneではボズがリードボーカルを担当しています。実験的なサウンドでは有りますが、バンド自体の演奏力の高さはしっかり伝わってきます。こんなバンドがごろごろと湧き出てきた60年代後半という時期は、ロックにとっては夢のような時代でした。正にサマーオブラブなのです。アメリカの西海岸から広まったフラワームーヴメント、ヒッピーカルチャーを反映させた歴史的名盤です。