大ヒットを出した事で、しばらく新作を出せずにいましたが、81年になってやっと作品を出しました。アナログ盤でのA面では、これまでのようなほのぼの系の軽快なロックンロールが収められていますが、B面では16分以上もあるMacho City 1曲のみで、ファンクを大胆に導入しています。80年代サウンドにはまだなっていませんが、一つ一つの音が鮮明に録音されています。
1. Heart Like A Wheel 2. Get On Home 3. Baby Wanna Dance 4. Circle Of Love 5. Macho City
Fly Like an Eagleでもファンクを取り入れていましたが、Macho Cityではもっとあからさまにファンクしています。トーキングスタイルのの歌い方は当時のラップでもあり、ヒップホップも早くから取り入れているのでした。当時の白人がやるとこういうラップになってしまうというのはご愛嬌ですが、ちゃんとポップスとして成り立つような工夫が成されています。トムトムクラブのおおしゃべり魔女に近いチープさです。作品としてはアピール出来るものは少ないですが、出来が悪い訳ではありません。久々の作品だっただけに勘が戻っていないだけのようです。次回作はヒットを飛ばします。