Steve Millerノソロ名義になるアルバムになりますが、バックメンバーはSteve Miller Bandになっています。なぜソロ名義なのかというと、全てカバー曲になっているからです。ジャズのスタンダードとロックンロールのカバー曲集になっています。それをA.O.R.なアレンジにしてスムーズジャズな作品にしています。旧友ボズスキャッグスを意識したのか、そうでないかは不明ですが、カバー曲をやってもSteve Millerなほのぼのとした雰囲気は変わりません。
1. Zip-A-Dee-Doo-Dah 2. Ya Ya 3. God Bless The Child 4. Filthy McNasty 5. Born To Be Blue 6. Mary Ann 7. Just A Little Bit 8. When Sunny Gets Blue 9. Willow Weep For Me 10. Red Top
Ben Sidranが久々に参加しています。既に十分ヒットを飛ばしてきただけに、たまにはこうしたリラクスした作品を創ってもいいと思います。Steve Millerの癖の無い声はジャズスタンダードにもあっています。単なるカバー曲集というよりは80年代ならではのA.O.R.なアレンジを楽しむ為の題材としてスタンダード曲を選んだのだと思います。オリジナル曲でやるとイメージが違い過ぎますので、この方法論は正解だったと思います。