2010年リリースのSteve Miller Bandの現在の最新作です。今回はブルースのカバー曲集になっています。これまでもブルースのカバー曲はアルバムに数曲収められていましたが、全曲カバー曲になっているのは初めてです。60年代後半のビッグブルースをやっていた頃に戻った感じですが、今聴いても十分迫力のある素晴らしい演奏が収められています。滅茶苦茶カッコいいです。決して懐かしさからやっているのではなく、最新系のブルースとしてやっている所が素晴らしい。
1. Hey Yeah 2. Who's Been Talkin' 3. Don't Cha Know 4. Rock Me Baby 5. Tramp 6. Sweet Soul Vibe 7. Come On [Let The Good Times Roll] 8. All Your Love [I Miss Loving] 9. You Got Me Dizzy 10. Ooh Poo Pah Doo 11. Ain't That Lovin' You Baby 12. Further on Up the Road 13. Look on Yonder Wall 14. Drivin' Wheel
これほどブルースパワーが普遍の魅力に溢れていると思わせる作品はありません。全編かっこいいです。ツェッペリンの初期の頃の作品にぶちのめされていた衝撃を味わえます。きっとそれほど話題にはならなかったので売れていなかったのだろうと思いますが、この作品は全てカバー曲ばかりですが、Steve Miller Bandの最高傑作だと思います。ジョンレノンのロックンロールが最高傑作と言えるというのと同じで、全く新しい命が宿った生きている音楽です。このアルバムを高く評価出来ない音楽界はおしまいだと思います。時代を超越した大名盤です。かっちょいいーーー!これこそがROCK魂というもんだ。