1. Let The Healing Begin 2. Have A Little Faith In Me 3. The Simple Things 4. Summer In The City 5. The Great Divide 6. Highway Highway 7. Too Cool 8. Soul Time 9. Out Of The Blue 10. Angeline 11. Standing Knee Deep In A River 12. Take Me Home
これまでに無かったことっとして、ネオアコというか、アシッドジャズというか、The Simple Thingsでは軽やかなおしゃれソウルになっています。しっかり90年代らしいサウンドもこなしているのです。ラヴィンスプーンフルのSummer In The Cityのカバーなど、選曲は素晴らしいです。途中レゲエ調になったり、ビートルズライクなストリングスを入れる所なんか、かなり凝ったアレンジです。
J.D. SoutherのThe Great Divideなど、ブリットポップなアレンジにしている辺り、80年代とは違ったセンスのいいおしゃれ感覚に溢れています。こってこてのソウルミュージックではなくなっていますが、コンテンポラリーなポピュラーミュージックを歌えるシンガーとして、新たな道を見つけ出したような清々しさがあります。80年代特有の未熟なデジタルサウンドが消えた事によって、曲自体の良さが際立っています。昔ほどの感動はありませんが、いい作品だと思います。