ジョニミッチェルもジェイムテイラーやキャロルキングと同様に60年代後半に現れたシンガーソングライターの新鋭ですが、彼女の場合はその後の作品群からも、他のソングライター達とは別格です。彼女の場合は天才とか言う概念は遥かに超越した
音楽 の女神に近い領域の人です。このファーストアルバムは後にCS&Nを結成するバーズにいたDavid Crosbyがプロデュースしています。
1. I Had A King
2. Michael From Mountains
3. Night In The City
4. Marcie
5. Nathan La Franeer
6. Sisotowbell Lane
7. The Dawntreader
8. The Pirate Of Penance
9. Song To A Seagull
10. Cactus Tree
彼女はシンガーソングライターというよりも、新しい
フォーク シンガーという形でデビューしています。しかし、ギターだけでなく、ピアノでも弾き語りをするし、ジャズでの和音を取り入れたコード構成は、それまでの
フォーク ソングとは明らかに違うものでした。正しく新しい感性をもった女性シンガーライターの登場でした。フラワームーヴメント、サイケデリックの時代に登場しているだけに、かなり斬新で、自由で浮遊感を持った楽曲は後のCS&Nへも受け継がれます。
今作はほとんどがジョニミッチェルの弾き語りですが、他にStephen Stillsがベースで参加していたり、Lee Keeferがbansheeで参加しているだけです。ですからシンプルな曲だけの内容で勝負している訳です。その才能は瞬く間に認められ、ウッドストックに参加して、そのテーマ曲までも創っています。高い評価がなされるのは、この後ですが、このファーストアルバムから、その非凡な才能を聴き取る事が出来ます。
I Had A King
VIDEO Michael From Mountains
VIDEO Night In The City
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