ジョニミッチェルの初期の、
フォーク 時代の最高傑作です。作品としては、Blueつながりですが、マイルスデイヴィスのカインドオブブルーに匹敵するようなアルバムだと思います。完成度は高いけれど、この後も凄い作品を創るので、とりあえず初期の最高傑作という事と、その美しさも通じるようなものがあると思います。ドラムやベースという基本的な楽器ですが、これまではほとんどなかったので、いいアクセントになっています。
1. All I Want
2. My Old Man
3. Little Green
4. Carey
5. Blue
6. California
7. This Flight Tonight
8. River
9. A Case Of You
10. The Last Time I Saw Richard
特徴としては、まず、旋律が素直で美しいという事です。ですから、これまでの作品の中でも一番聴き易いし、親しみ易さがあります。曲調もタイトルとは違って明るい感じの曲が多いです。曲調もこれまでの中では一番ポップスしていると思います。しかし、シンプルな旋律の中でも、リズムやアクセントと言う点では、独特の
音楽 性を持っていると思います。James TaylorやStephen Stillsが参加しています。
これまでの作品では、シンプルでありながら、かなりマニアックな曲や、悲痛な曲が多かったのですが、このアルバムには、そうした難解さよりも美しさの方が勝っています。そういう意味で素直に聴けるし、それでいて格調高くも敷居はそれほど高くありません。歌心のある曲が多く、彼女の作品の中でも一番メロディアスだと思います。この後は独特のトーキングスタイルが確立されていきますので、この作品の美しさはより際立ってくるのです。そして徐々に
フォーク からジャズへシフトし始めていくので、
フォーク シンガーとしての彼女の最高傑作として、今も高い評価を受けている歴史的名盤です。
All I Want
VIDEO My Old Man
VIDEO Little Green
VIDEO
Carey
VIDEO Blue
VIDEO California
VIDEO This Flight Tonight
VIDEO River
VIDEO A Case Of You
VIDEO The Last Time I Saw Richard
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