時代はブレイクビーツ全盛時代ですから、ジョニミッチェルは全く時代とは関係のない次元で自分の
音楽 を追究しています。レーベルはAsylumへ移籍しましたが、内容は前作の延長線上にあるものです。これまで吸収してきた
音楽 はきちんと消化しながらも、鎧のようにまとった装飾を全て脱ぎ捨てて、ネイキッドな弾き語りに近いシンプルさでありながら、あらゆる要素の
音楽 がブレンドされた独自の
音楽 を極めています。
1. Sunny Sunday
2. Sex Kills
3. How Do You Stop
4. Turbulent Indigo
5. Last Chance Lost
6. The Magdalen Laundries
7. Not To Blame
8. Borderline
9. Yvette In English
10. The Sire Of Sorrow (Job's Sad Song)
Sealがボーカルで参加するなど、いつも新鮮なゲストが招かれています。Wayne Shorter は常連になっています。オルタナも流行っていたし、女性
フォーク シンガーも沢山出ていた時代なので、その先駆者としてジョニミッチェルも高く評価されて良かったのですが、なぜか注目度は低くなっていました。若手に比べるとシンプルなアレンジながらも複雑過ぎたのかもしれません。それほど深く完成度の高いものになっています。
独創的ではありますが、決して難解ではありません。世間的には
フォーク 時代へ逆戻りしたという印象が強かったのでしょうか。ここにある
音楽 は全く新しい形だという事が認識されていなかったのだと思います。70年代よりも80年代よりも斬新でありながら大衆を向いている素晴らしい
音楽 を発信しているというのに、何故この素晴らしい音楽が評価されていないのか不思議です。シンガーソングライターとしては最高の歩みを進んでいると思います。素晴らしい名盤です。
Sunny Sunday
VIDEO Sex Kills
VIDEO How Do You Stop
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